拡大する太陽電池市場 激化する競争の裏側
太陽電池は,CO2を排出せず騒音や振動,公害などの環境問題や化石燃料の枯渇問題を解消できる無尽蔵なクリーンエネルギーとして非常に高い関心が寄せられている。京都議定書が05年2月に発効したこともあり,各国は定められた温室効果ガスの削減目標の達成に向け,国をあげた太陽電池の導入を進めており,全世界の生産量も年率50%を超える勢いで増加している。一方で,太陽電池市場の急激な拡大により,原料である結晶系Si不足が深刻な問題になっている。また,今後も太陽電池市場における日本の優位性を維持することは可能なのか,拡大を続ける太陽電池市場の最新動向と展望を探る。