意識調査

リセッションを脱し,市場回復はいつ?

Photograph

 -----------------------
FPD International 2008
LEDジャパン2008
CEATEC JAPAN 2008
VACUUM2008 - 真空展
PVJapan 2008
マイクロマシン/MEMS展
JPCA Show 2008
人とくるまのテクノロジー展
組込みシステム開発技術展
ファインテック・ジャパン
Display2008
PV EXPO 2008/FC EXPO 2008
nano tech 2008
インターネプコン
シャープと東芝が提携
日立,キヤノン,松下,提携

今月のニュース

過去のニュース一覧

CHINA

スペシャル企画

連載

特別調査レポート

セミナー報告

統計データ

イベント・展示会情報

新製品

大気圧プラズマ表面改質装置(ウェル)

▲大気圧プラズマ表面改質装置(ウェル)
 -----------------------
蛍光X線金属成分分析装置
高負荷ボールねじ
真空排気用ソフバックフィルタ
フーリエ変換赤外分光光度計
蝶番
抵抗測定/PN判定器
三次元表面形状測装置
ナノ加工顕微鏡システム
ダブルダイアフラムポンプ

半導体用語集

CMOS
液浸リソグラフィ
カーボンナノチューブ
システムLSI
ナノテクノロジ
鉛フリーはんだ
半導体
マイクロマシン
有機EL

サイトマップ

SJNについて

メールマガジン登録

プレスジャーナルのHPへ

プライバシーポリシー

スペシャル企画

産業の礎 MEMSの現状

MEMS技術の開発動向
研究は地域ごとに得意な分野に特化
国の内外を問わない連携が重要に(2)

小林行雄/編集部

MEMSビジネスの現状と課題

1. 上位30社で市場の9割を占有

MEMS市場は多様なものであり掴み所が難しい。しかしながら,MEMSの市場は売上高の上位20〜30社で市場の80〜90%を占めているといわれている。そのため,その他多くの企業が様々な技術ならびに製品開発を行っているが,その中からどれだけの企業が成長してくるのか予想は難しいのが実際のところである。世界の主なMEMSメーカーを見ると,最大規模はDLPの製造を手掛けるTexas Instrumentsであり,唯一5億ドルを超す規模を誇っている。続いてHPやキヤノンなどインクジェットプリンタのヘッドを製造するメーカーが多く入っている他,Freescale SemiconductorやAnalog Devices,デンソーなど自動車関連製品の製造メーカーも多く入っている。

表1 世界の主なMEMSメーカー(売上高別)

>500M$ 500〜200M$ 200〜100M$ 100M$>
Texas Instruments HP Freescale Semiconductor Olivetti
  キヤノン Schneider Electric VTI Technologies
  Bosch デンソー Knowles
  Lexmark Analog Devices Boehringer Ingelheim
  セイコーエプソン Delphi Conti.Auto.(Motorola)
  STMicroelectronics GE Novasensor MSI
  Avago Technologies Infineon Technologies FLIR Systems
  FormFactor Honeywell International オムロン
    松下電器産業 SSS

出所)第76回VLSIFORUM予稿集

2. センサとプリンタ用ヘッドが中心

MEMS市場を製品別で見るとインクジェットプリンタ用ヘッドが30%,圧力センサが20%,慣性センサが16%,DLP&Telecomが13%となっている。現在,最も注目されているデバイスは慣性センサである。特に,コンシューマ分野への適用が期待されている。コンシューマ分野は加速度センサのみを見ても年率30%程度の伸びが見込まれ,次のキラーアプリケーションとして考えられている。一方の自動車分野は,搭載個数そのものは伸びるものの,自動車メーカーからのコスト低減圧力が強く,市場の伸びとしてはそれほど大きくないものと予想される。

3. MEMSビジネスの課題

MEMSのビジネス面での課題としては,技術開発から実用化までの期間が非常に長く,市場を形成するまでに10〜15年程度必要とかかる場合もあるということにある。近年は製造装置の性能が向上してきたため,開発期間はデバイス次第では短縮される傾向にある。MEMSの市場は多品種少量のニッチ市場が多く存在するため,大手企業が半導体製造装置を有し,MEMSデバイスを製造するリソースを持っていたとしても,検討はするものの,事業としては売り上げの見込みが立たないため,なかなか立ち上げにくいのが実情である。逆に考えれば,中小企業やベンチャー企業が活躍できる場であるといえる。また,ベンチャー企業が活躍するためには,高価な製造装置を購入する必要のないファンドリの存在が重要となる。ただし,ファンドリがあるからと言っても,カスタマが求めるプロセスをすぐに提供できるかどうかは別問題である。そのため,ファンドリサービスを充実させる必要がある他,インフラ整備の観点から共用施設の提供などが必要となってくる。

4. 日本企業へ向けた提言

また,和賀氏は日本企業へ向けた提言として,「日本のMEMSプレーヤのほとんどは大企業であり,技術スクリーニングの機能を果たす外部ベンチャーが不在となっている。そのため,自前主義でやらざるを得ないのが実情。従って,中長期的な展望に立った研究開発を行うためには,国内外の研究機関との連携および海外企業との合弁・提携戦略などを採用する必要がある」と述べている。
一言でMEMSを活用してビジネスを行うと言っても,デバイスそのものでビジネスを行うのか,あるいはデバイスを購入して付加価値の高いシステムを作り上げるかの二つに分けることができる。半導体業界から見たMEMS業界は,World Semiconductor Trade Statistics(WSTS)の統計を基に推計した場合,IC全体の市場が約2500億ドル,その中でMEMSを事業として行っているメーカーが米国33社中7社,日本20社中12社,欧州12社中3社,アジア11社中1社という状況となっている。これらのメーカーの内,MEMS売り上げトップ30以内に入るのは8社で,2億4000万ドルの規模を誇り,世界のMEMS市場の約4割を占めていると試算される。半導体メーカーの立場に立った市場規模ではMEMSは半導体の100分の1程度であり,それほど大きな市場とは言えない。ただし,今後,通信やストレージ分野など半導体側から見ても大きな市場がMEMSの市場として立ち上がってくれば,MEMSの市場規模そのものが大きくなり,より注目を集めるものと予想される。また,MEMS側からすれば,大きな市場を形成するためには,製品としてのスケーラビリティが重要である。そのため,今後はMEMSの技術開発をする上で,半導体業界との連携が非常に重要となってくるといえる。

プレスジャーナルでは,特別調査レポート「2007 マイクロマシン/MEMSの最新動向と製造装置・部材産業」を発行しております。MEMS関連市場の現状と将来展望を徹底予測,さらに各種MEMSの開発動向から,MEMSデバイス,装置・部材,大学・研究機関の最新動向までを詳述,マイクロマシン/MEMSを完全に網羅しています。くわしくはこちらから

  • banner


  • banner

  • banner