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松下電器産業と松下エコテクノロジーセンターは,草津電機の協力により,触媒反応を用いて有機物を無害ガス化し,無機物を取り出す技術の開発に成功した。これは,草津電機の保有する「酸化チタンを熱触媒に用いた非燃焼型樹脂処理技術」と,松下エコテクノロジーセンターおよび松下電器生産革新本部の保有する「家電リサイクルにおける高品位材料回収技術」を融合させたもので,家電分野での実用化リサイクル処理技術となる。同技術の特徴は,(1)触媒として用いているTiO2の酸化力を利用して樹脂を完全分解し,無害な状態にまでガス化,(2)独自の攪拌・搬送システムで,効率良く樹脂被覆や混合プラスチック材を触媒に接触させガス化し,残留物として有価金属を回収,(3)触媒反応により発生した自熱で反応が進行するため,外部からの加熱が不要,(4)反応温度を最適化(500℃)するための冷却水は,温水として別途活用が可能,(5)塩化ビニル処理で発生する塩化水素は,石灰による中和処理を付帯するというもの。今回開発された技術を用いることで,樹脂で被覆された配線や金属の混入した樹脂から金属だけを回収することができる他,現在その多くが焼却・埋め立て処理されている混合プラスチック材を安全にガス化でき,廃棄物のゼロエミッションにもつながる。さらには,自己反応熱で処理が進むことから,外部からのエネルギー供給がほとんど不要で,処理時のCO2削減も実現する。