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昭和KDEと東京理科大学の飯田努准教授は共同で,従来,Siウェーハの製造・加工工程で大量に廃棄され,原価高騰の要因ともなっていたSi廃棄物から,排熱発電素材として有用に活用できる純度のリユースSi(99.9%)を100%再利用する技術を開発した。現在,Siは多様な電化製品に不可欠な半導体素材として,またクリーンエネルギーとして注目される太陽電池や排熱発電に有用な素材として様々に活用されている。しかし,超高純度Siの製造では大量のエネルギーが消費されているにもかかわらず,原料の5割以上がSiスラッジと呼ばれる大量の汚泥として廃棄されている。今回開発された新技術では,これらSi廃棄物から,わずかな純化工程を経て排熱発電素子向けのリユースSiを安定して低価格で製造することができる。LSI用途や太陽電池の素材には直接適用できないものの,将来的に大幅な需要が見込まれる排熱発電素子の素材として用いた場合に十分に高い性能が得られることが分かった。排熱発電技術とは,現在わずか3割に留まっている化石燃料のエネルギー利用効率を向上させ,未利用のまま放出されている排熱を電気エネルギーとして再利用するもの。飯田研究室で開発の進んでいる排熱電材料マグネシウム・シリサイドの原料として用いた場合,材料レベルで排熱-電気エネルギー変換効率8%相当の高い値が得られている。なお,昭和KDEは08年3月からユニオンマテリアルを生産委託先として,リユースSiを原料に用いた排熱発電材料マグネシウム・シリサイドの販売を開始する。