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三井金属鉱業は,次世代リチウムイオン電池用に,Siを主体に構成される負極「SILX」を開発した。同製品は,SiとCuのネットワーク構造となっているのが特徴で,カーボンを主体とした現行の負極に対して約2倍の容量密度を有している。また,実際にリチウムイオン電池に用いた場合,現行負極の電池よりも30〜50%以上の高いエネルギー密度を実現し,大きな電流を長時間流し続けることが可能となっている。このため,同製品を使用したリチウムイオン電池は,現行のリチウムイオン電池と比べ高容量・高出力が可能となる。さらに,同製品は実用的なサイクル寿命を実現している。従来のSiをベースとした負極は,正極からのリチウムイオンを吸収し膨張するため,これに耐え得る構造や素材が課題となっていた。同社は,Siを薄いCuで被覆し,極板の膨張を負極内部で吸収できるように空隙部を有する構造にすることで,現行負極と同等の長寿命を実現した。なお,同社は同製品の実用化について,10年度には電池としての実用化を果たし,事業としての本格的な展開を目指すとしている。