|
|
|
岡本硝子は,合理化のための生産拠点の集約として,横浜事業所の本社柏工場への統合および中国連結子会社である岡本光学科技(蘇州)の薄膜事業撤退を発表した。横浜事業所では,自動車レンズの製造を中心に行ってきたが,生産設備の機械化が困難なため原価低下が図れず,収支の悪化を招いた。このため,本社柏工場へ生産拠点を集約し機械化することで,品質の安定と製品原価の低減,集約による販管費の低減を図る。日程としては,08年3月に移管し生産を開始する予定。この統合により,09年3月期には1億3000万円の利益改善を見込んでいる。
一方,岡本光学科技は,新潟岡本硝子から輸入したリアプロジェクションTV向けの硝子基板に成膜を行い,主要顧客の現地工場に反射鏡として納入していたが,リアプロジェクションTV市場の衰退により販売が極度に低迷した。このため,岡本光学科技は,蒸着工程を新潟岡本硝子に移管し,成膜事業から撤退することとした。日程としては,08年3月に岡本光学科技の蒸着工程を段階的に停止,同年4月に新潟岡本硝子で成膜事業を開始,同年6月には岡本光学科技の成膜事業を全面停止する。なお,蒸着工程を移管し,生産拠点の集約を図ることで,約2億5000万円の期間損益の改善が見込まれている。