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ソニーとシャープは,08年2月26日,LCDパネルの製造・販売を行う合弁会社の設立について都内で共同記者会見を開催,ソニーからは代表執行役社長兼エレクトロニクスCEOの中鉢良治氏が,シャープからは代表取締役社長の片山幹雄氏がそれぞれ出席した。今回両社が新たに設立する合弁会社は,シャープが堺市に建設を進めているG10ガラス基板対応工場を分社化する形で行われる。投資比率は,シャープが約2/3となる66%,ソニーが約1/3の34%。投資額については未定としているが,すでにシャープが発表している3800億円の投資額から,土地代などを除き,それぞれの比率に応じて負担するため,ソニーは1000億円程度を投資すると思われる。
シャープの片山氏は,「今回の合弁会社設立は,創立100周年に向けて掲げた“世界No.1のLCDディスプレイで真のユビキタス社会を実現”“省エネ・創エネ機器を核とした環境・健康事業で世界に貢献”という目標の大きな柱となる。また,ソニーとの合弁は,投資リスクの軽減は勿論,工場の安定操業という面からも非常に重要である」と述べた。一方,ソニーの中鉢氏は,「当社のエレクトロニクスビジネスの今後の成長において,最大の鍵を握るのがTV事業。当社のブラビアをさらに発展させていくためには,商品力・コスト競争力の強化のみならず,サプライチェーンなどのオペレーション力の強化,パネルの安定調達が最重要課題となる。それらの要因から,今回の合弁会社設立を決断した」とコメントした。
なお,記者からの「市場で真っ向から競合する両社が,同じパネルを用いることで,差別化が図れるのか」との質問に,画像エンジンなどの高性能化で差別化を図ることは十分可能。また,「今後,出資比率を変更する可能性があるのか,また,新たな企業が出資する可能性はあるのか」との質問には,今のところそのような計画はまったくないとした。

握手するソニー 中鉢氏(左),シャープ 片山氏(右)