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東レは,今回新たに開発した遮光材と,その特性を最大限に発揮するナノ分散技術との融合により,可視光遮光性が極めて高く,密着性を向上した樹脂ブラック材料の創出に成功した。同開発材料をLCD用カラーフィルタのブラックマトリクスに用いることにより,コントラストなどの表示特性や信頼性に優れたLCDの実現が期待できるという。なお,今回開発した樹脂ブラック材料とは,新規遮光材の開発と新規ナノ分散技術の融合によって,従来よりも大幅に遮光性並びに密着性を向上させたもの。新規遮光材では,チタンブラック顔料をベースに,微粒子制御技術により,従来の顔料に対して(1)微粒子化,(2)結晶性の最適化,(3)不純物(非遮光成分)の極少化を可能とし,可視光遮光性を高めることに成功。また,ナノ分散技術によって,新規遮光材が持つ遮光特性を損うことなくマトリクス樹脂中に均一分散させることで,基板との密着性の向上も実現した。
同社は,今回の新規樹脂ブラック材料の開発により,従来のTV用途,携帯電話や携帯端末用途に加え,今後市場拡大が予想される車載ディスプレイ用途など,高精細・高輝度が要求される分野に向け,同社カラーフィルタ製品の拡販を目指す。