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韓国の報道によれば,サムスン電子は4月11日,次世代フラットパネルテレビを大量発売し,世界市場への攻略に出ると発表した。
同社は,42型,50型,63型のPDPと15,17,22,24,29,40型のLCDテレビなど多様なサイズを備えている。サムスン電子は,亀尾,日本などで来月から大規模な発売イベントを行うことにしているという。
同社の陳大済(チン・デジェ)デジタルメディア担当社長は「壁に掛けることも,持ち歩くこともできるため空間の制約がないテレビを望む消費者らの需要に合わせ,携帯電話に次ぐサムスン電子の中核事業として浮上するものと期待している」と述べた。
中国LCDメーカーの精電国際(Varitronix International)は4月10日,01年12月期決算の発表を控え,返品による在庫増を理由に業績警告を発した。
これは,見切り生産した製品の一部が、取引先のキャンセルで引き取り手が現れなかったことが要因。
同社は2001年上半期決算で減益を計上。純利益が前年比56%減の5408万香港ドルに落ち込んでいる。
台湾TFT-LCDメーカーの友達光電(AU Optronics)は10日,02年3月の売上高が前月比11.29%増の71億2300万NTドルに達したと発表した。
これは過去最高の水準で,1〜3月の累計は198億NTドル。売上高の伸びは,ノート型パソコン用TFT-LCDパネルの出荷増を受けたもの。同月は単月の出荷枚数が過去最高の74万枚を記録した。第1四半期全体では216万枚に上る。
中華映管のTFT-LCDモジュール工場の中国・江蘇州呉江工場は,02年4月中旬には量産を開始する。
また友達光電の中国蘇州モジュール工場も予定より1期早く量産に入る見通しだ。
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| ▲インターナショナル ディスプレイ テクノロジー専務:植木俊博氏 |
2002 液晶/有機EL入門セミナー(主催:プレスジャーナル)で,インターナショナル ディスプレイ テクノロジー 専務技術本部担当 植木俊博氏は,「CRTは中国で生産してももうからない。だから2010年には,12兆円のうち10兆円がFPDとなる。400ドルがLCDモニタの閾値価格だった。そういう意味ではTFT-LCDは破壊的な技術だった。
破壊的な技術とはハノーバー大学ビジネススクール教授Clayton Christensen氏の言葉を借りて,『支配的な技術は連続した波のように我々の社会に到達してはまた去っていく。次にやってくるの技術は,永続的で揺るぎのないように見える技術の陰で除々に力を付け,支配的な技術は突如としてほとんど認識すらされていなかった挑戦者によって倒される』」と述べた。
また,有機ELの製造装置はまだ課題が多い。また携帯電話などには使用できるかもしれないが,ノートPCやTVなど大型はまだ時間ができる。さらに有機ELやカーボンナノチューブはLCDが開拓できなかった新しい市場を開拓して欲しいと述べた。
将来は,紙の様なディスプレイに向かっていくだろう。しかしそれはディスプレイだけで考えてはいけない。これからはCRTを追い掛けるのではなく液晶しかできない市場を狙う必要がある。例えば22型900万画素ディスプレイはその一例だと述べた。蛇足だが,IBMでは画面サイズと解像度で他社にできない技術で先行してきた。これはその一貫である。
これからの日本の産業は,三洋電機の井植氏の言葉を用いて「逃げ水の様に中国の先へいかなければならい」。
最後に会場からの質問に答えて,「ロール・トウ・ロール」で液晶を貼り付ける方法や有機TFTの低温プロセスの必要性などを指摘した。
テクノスは,目視の100倍以上の精度に向上させたテクノス・トレモア・センシング技術を搭載した自動外観検査システム「ニューロ視覚センサ3510HモデルFP」を発表した。同製品は,FPDに特化した機能を搭載し,ガラス素材の内部介在部や屈折異常から表面の汚れまで,その後の膜付け工程でのスパッタのピンホールや膜付けムラ,黒化処理の不均一,カラーフィルタ,有機液晶や大型化するPDPの検査までを1つのカメラで,しかも数秒単位で検査を可能にしている。
同製品は02年4月16日から東京ビッグサイトで開催される「SEMI FPD Expo 2002」に出展される予定。
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| ▲LH15F1 |
シャープは,折畳み式携帯電話に搭載されるツインLCD向けに,メインLCD(132×176画素)とサブLCD(132×64画素)の両画面をワンチップで6万5000色表示できるLCDドライバ「LH15F1」を開発した。
同製品は,LCDコントローラ,電源回路,表示RAMなどLCD表示に必要なすべての機能をワンチップ化しており,実装面積の低減やLCDモジュールの薄型化を実現する。LCDドライバとバックライトを共用できるため,メインLCDとサブLCDの一体化が可能となり,LCDモジュールベースで,従来比35%の薄型化,同20%の軽量化を実現する。
なお,SOF(システムオンフィルム)実装にも対応している。 02年5月からサンプル価格2000円でサンプル出荷を開始し,同年7月から月産50万個で量産出荷を開始する。
なお,132×176画素のLCDをワンチップで駆動可能なLCDドライバ「LH15E1」も同時にラインナップする。
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| ▲NL4823HC37-03 |
NEC(NECエレクトロンデバイス)は,DVDプレーヤやカーナビゲーションなどの産業分野向けに対角18cm(7.0型)ワイド画面のa-Si TFT-LCDモジュール「NL4823HC37-03」を製品化し,02年7月からサンプル出荷を開始する。サンプル価格は3万円で,同年8月から月産5000台の量産を予定している。
同製品には,Super Advanced-Super Fine TFT(SA-SET)技術を採用しており,見る角度によるコントラストや色味の変化を抑え,上下/左右とも170°の超高視野角(コントラスト比10:1以上の範囲)を実現している他,パネル透過率向上により輝度400cd/uを実現している。なお,表示容量は水平480×垂直234画素となっている。
なお,同製品は4月16日〜18日に東京ビックサイトで開催される「EDEX電子ディスプレイ展」に出展する。
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| ▲SK-1100G |
大日本スクリーン製造は,1100×1250mmのガラス基板サイズが処理できるTFT用コータ・デベロッパ「SK-1100G」,カラーフィルタ用コータ「SF-1100G」,エッチングプロセッサ「TE-1100G」,レジスト膜を除去する剥離プロセッサ「TR-1100G」を開発し,02年4月16日より販売する。
今回発売する装置は同社のLCD製造装置「750シリーズ」を100×1250mm サイズのガラス基板用にスケールアップしたもので,大型化に伴って発生する塗布・現像ムラや搬送時のたわみ防止など,750シリーズのノウハウを応用展開し,高生産性,低ランニングコスト,高精度処理を実現している。
なお,同サイズは17インチのパネルが最大で12枚取れる。
松下電器産業と中国のTCL集団有限公司は,家電分野における提携を検討していく意向で合意に達した。両社は今後一年間定期的に家電分野における技術開発,生産,ルート販売,部品調達などの面において多面的提携の課題を検討してまいります。4月9日,北京市内で松下電器社長の中村邦夫とTCL集団総裁の李東生がこの検討推進の提携意向書を交わした。
今回の多面的提携の狙いは、松下電器が家電分野で持つ先進技術・商品開発力とTCL集団の中国における強力な製造・販売力を結び付けて事業強化を実現しようとするもの。提携内容の詳細はこれから検討するが,当面考えられる内容は,次の通り。
(1)松下製キーデバイス(CRT、プラズマ、コンプレッサーなど)をTCLに供給, (2)松下製品(現地製,輸入品,OEM)のTCLルートを利用しての中国市場向け販売,
(3)テレビなどの製品分野でのOEM,ODM(自社設計品の相手先ブランドでの供給)など相互補完による生産提携, (4)技術面,特に先端AV技術商品(DVD,SDなど)での提携。
松下グループは現在,中国において49社の製造・販売拠点等を持ち年間売上高は約3000億円に達している。同グループが現在進めている創生21計画は,海外販売の拡大,特に中国市場での販売増が大きな経営目標の一つになっており,TCL集団との提携による事業拡大の実現を目指している。
ただし,日本の家電メーカーは,80年代後半から中国での製品販売を開始,90年代からは現地生産に着手しているが,80年代の輸出販売時より,中国本土でのシェアは拡大していない。特にTV分野では,中国地場系のメーカーが約20社あり,うち数社がトップを占める。松下はTCLと提携することで,現地生産のみでなく,地場系メーカールートを通じての販売を強化する考えだ。
一方,TCL集団は1981年に中国改革開放後の高度成長企業のモデル企業で,家電・通信・情報・電工の4大分野を有し,主にテレビ・AV・白物家電・コンピュータ・携帯電話・固定電話・通信ネットワーク設備・スイッチコンセント・照明器具などの生産・販売・サービスを行っており、特にテレビや固定電話機では中国市場においてトップのシェアを占め,2001年の販売額は211億元。TCL集団にとって松下など国際的に知名度のある企業との提携は,その国際化を促進するために重要な手段の一つとなる。
TCL集団有限公司の概要は次の通り。(1)設立:1981年9月28日,(2)上場子会社:TCL通訊設備股有限公司,TCL国際控股有限公司,(3)出資者:中国広東省惠州市人民政府40.97%,(4)本社所在地:中国広東省惠州市鵞嶺南路6号,(5)責任者:李東生総裁,(6)事業内容:家電,情報,通信,電工の4大産業。主にテレビ,AV,白物家電,コンピュータ,移動電話,固定電話,通信ネットワーク設備,スイッチ・コンセント、照明器具等の生産,販売,サービス,(7)販売品種:テレビ,AV,白物家電,コンピュータ,移動電話,固定電話,通信ネットワーク設備,スイッチ・コンセント,照明器具及びその他関連商品,(8)販売額:2001年度211億元,(9)従業員数:3万3000名。
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| ▲昨年のSIDで話題を呼んだE-inkのペーパーライクディスプレイ |
2002Soicety for Information Display(SID)が,02年5月19日から24日まで,桜が満開となる米国マサチューセッツ州ボストン市のハインズコンベンションセンターで開催される。LCDでは韓国・台湾が隆盛し,日本ではPDPが注目を集めるという状況の昨今のFPD業界だが,学会だけは別。米欧日韓台が入り乱れて様々なディスプレイ技術が百花繚乱,話題を集めそうだ。
一昨年から話題となった電子ペーパーは,今年もSIDの主役となりそうだ。またTFTーLCDでもフレキシブル基板を用いたものが中心。有機ELでは各種プロセス技術が,PDPではウォールスクリーンの基礎技術が発表される。液晶関連ではナノテク微粒子を使用した液晶材料などが発表される。
電子ペーパーのセッションでは,ZBD Displaysが,新発表の携帯向けのZenithal Bistable LCDを,ソニーがメモリ効果を持ち,5V以下駆動,視野角依存性がなく70%の反射率を持つペーパーライクディスプレイを,米Iridigm DisplayがMEMSベースの反射型デジタルペーパーを,Gyricon Mediaが電子ペーパーの電気光学特性について発表する。
低温poly-Si TFT-LCDでは,日立製作所が,730×920mm2で450℃プロセスを用いた低温poly-Si TFT-LCDについて発表する。また日立製作所は選択レーザー結晶技術についても報告する。
山口東京理科大学の小林駿介教授は,ナノパーティクルのポスターセッションでPdナノパーティクルをネマティック液晶に混ぜた液晶技術について発表する。同液晶技術を用いると電圧の周波数を変えることによって,発光レベルと閾値を変えることができるという。またスタンレー電気もナノ粒子をネティック液晶に混ぜた液晶技術を発表する。
有機ELでは,インド技術研究所がOLED用低温poly-Si TFTを,台湾のToppoly OptoelectronicsもOLED用低温poly-Si TFTを発表する。またデュポンがOLEDのロールによる作成法を紹介する。
PDPでは,韓国のHongik大学がインジェクションモデリング手法によるPDPバリアリブを,セイコーエプソン,アルバック,富士通研究所がインクジェットによるバス,アドレス電極作成法を紹介する。また富士通フェローの篠田傳氏が,3電極を持つチューブを繋いでウォールサイズにまで大型化できるPDPの概念について発表する。
AM−LCDでは,プラスチック基板を用いた反射型TFT-LCDを,ソニーがプラスチック基板上に転写プロセスを用いて作った低温poly-Si TFT-LCDを発表する。
プレスジャーナルは,02年6月6日,東京品川コクヨホールで,E-ink/凸版印刷などの講演を含む特別セミナー「電子ペーパーとペーパーライクディスプレイ」を開催する。同特別セミナーでは,未来の紙,デジタルペーパーの概要が明らかになる。電子ペーパーは,新聞,雑誌,単行本,チラシ,展示パネルなどが電気的に書き換えられるものを指し,ペーパーライクディスプレイは,紙の様な役割ができるまた形態のディスプレイを指す。両者が近い概念に見られるのは,基板にフレキシブルなものを用いることが多い,液晶やトナーを電子インクとして使用する,有機デバイスの応用が期待されるなど共通したイメージが近いため。いずれにせよ電子ペーパーまたはペーパーライクディスプレイつまりデジタルペーパーには,E-inkの様のような一体型,プリンターで印刷する分離型まで様々な種類がある近未来型ディスプレイである。
具体的な講演内容は次の通り。[基調講演]電子ペーパーの現状動向と将来展望 面谷信氏(東海大学 工学部応用理学科 光工学専攻助教授),[総論]有機デバイスから見たペーパーライクディスプレイが描く将来のモバイルシステム 横山正明氏(大阪大学大学院・工学研究科 教授),[テクノロジ] E-ink/凸版印刷のペーパーライクディスプレイ 鈴木克宏氏(凸版印刷 電子ペーパー事業推進部),フィルム有機ELディスプレイの試作 久保田広文氏(パイオニア 総合研究所),熱反応を用いたリライタブルペーパーの開発 筒井恭治氏(リコー 研究開発センター),ポリマネットワーク液晶を使ったペーパーライクディスプレイ 藤掛英夫氏 (日本放送協会 技術研究所),強誘電性液晶とポリマ複合によるフレキシブルフィルム液晶使ったペーパーライクディスプレイ 藤沢宣氏(大日本インキ化学工業 総合研究所)他1講演。
日 時:2002年6月6日(木) 10:00-17:15
会 場:コクヨホール(品川駅港南口) 東京都港区港南1-8-35 TEL(03)3474-6092
主 催:(株)プレスジャーナル Semiconductor FPD World編集部/VLSI Report調査部
〒102-0072 東京都千代田区飯田橋2-4-5共立ビル TEL(03)3234-6053 FAX(03)3230-4906
e-mail:sales@pressjournal.co.jp http://www. pressjournal.co.jp
日本インターは,超高速リカバリエピタキシャルダイオード(FRED)製品群の出荷計画を発表した。計画中の出荷対象は,200V,300V,400V超高速FREDの計6製品パッケージを予定している。アプリケーションとしては,PDPドライバ,SMPS,UPS,DC-DCコンバータの出力整流器,インバータおよびチョッパのフライホイールダイオード想定している。
300Vタイプはすでに生産中で,200Vタイプの10A品,400Vタイプの10A品はサンプル供給中である。200Vタイプの1A品,3A品,5A品,400Vタイプの1A品,3A品,5A品,は02年4月末にサンプル出荷を開始する。
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| ▲グリッド電極付きカーボンナノチューブ・フィールドエミッタの1個のエミッタの断面構造図 |
産業技術総合研究所のナノテクノロジー研究部門は,シリコンチップ先端からカーボンナノチューブを成長させたフィールドエミッタに,グリッド構造(電極)を形成し,4Vの低電圧で電子放出させることに成功した。
これは従来のシリコンや金属を用いたフィールドエミッタよりも1/100〜1/10の低電圧。 これによりFEDの開発において,低消費電力が必須の携帯機器用ディスプレイなどへの展開に突破口を開いたとしている。
このエミッタは,先端の尖ったシリコンチップに,セルフアライメント的に金属で形成されたグリッド電極が近接して形成されている。さらにシリコンチップの先端に,触媒から成長した単層カーボンナノチューブが形成される。カーボンナノチューブの先端に近接してグリッド電極が形成されているため,わずかな印加電圧でカーボンナノチューブ先端の電界集中が非常に大きくなる構造になっている。
三菱電機は,中小型TFT-LCDモジュール事業推進のため,同製品の開発・製造・販売を担当する新会社「メルコ・ディスプレイ・テクノロジ−」を2002年4月16日付けで設立する。
同社は,携帯電話,カーナビ,デジタルカメラを主体とした中小型TFT-LCDモジュール事業に特化し事業を推進するもの。大型TFT-LCDモジュール事業については,アドバンスト・ディスプレイ(ADI)で開発・製造し,同社が販売するという形態で展開しているが,大型製品はノートPC向けや液晶モニタ向けを主体にした市場で,携帯電話用向け中小型製品についてはこれとは異なる事業戦略が必要と判断したもの。
これにより同社のTFT-LCDモジュール事業は、大型製品をADI,中小型製品を新会社が主体となり事業を推進していく。設立する新会社は,中小型TFT-LCDモジュール事業を推進するために、製品開発・製造・販売のあらゆる面で,三菱電機及びグループ会社をはじめ,三菱電機と低温poly-Si TFT-LCDの供給に関し提携しているPhilips Mobile Display Systemsとの協力体制を執ることで事業運営していく。
新会社の概要の概要は以下の通り。(1)会社名:メルコ・ディスプレイ・テクノロジ−(Melco Display Technology),(2)設立時期:2002年4月16日,(3)資本金:2億円(三菱電機100%),本社所在地:熊本県菊池郡西合志町(当社熊本工場内),代表者:村山慶一(むらやま けいいち)氏,事業規模:約200億円(2004年度計画),従業員数:約20名でスタート,順次増員,事業内容:中小型TFT-LCDモジュールおよび液晶パネルの開発・製造・販売。
住友化学工業は,韓国で韓国のグループ会社である東友ファインケム(本社:韓国益山イクサン市,社長:金(キム)祥烈(サンリョル)の平沢(ピョンタク)工場で,次世代TFT-LCD用カラーフィルタラインを建設する。
これは,住友化学の技術力や人的資源を有効に活用し,情報電子化学品などの先端技術で先行する韓国での生産が重要であると判断したため。
住友化学は,これまで東友ファインケムを通じて,電子工業用高純度薬品や半導体プロセス用エッチング液,フォトレジストなどの情報電子化学品をはじめ,紙加工用樹脂,各種有機中間物,樹脂添加剤などの生産,販売を行ってきた。また韓国でも日韓協力して現地における研究所の拡充も実施してきた。CFライン構築はその一環。
すでに高分子安定剤の生産設備や特殊エポキシ樹脂の製造設備を建設中であり,また需要が急増している液晶用光学機能性フィルムのチップカット工程も増設中である。これらに加えて,新たに次世代液晶用CFの生産設備を新設することを決定,4 月に着工,03年春の商業生産開始を予定している。さらに液晶用光学機能性フィルムに用いる偏光板,導光板用メタクリル樹脂押出板など液晶表示材料全般について現地生産を展開していく計画。
これらの製品は韓国市場のみならず,台湾や中国など今後伸長が予想される市場も視野に入れて拡販を図り,中期経営計画の目標であるアジア市場での一層の事業強化を目指す。なおこれらにかかる設備投資額は2年間で約350 億円の規模となる見込み。
東友ファインケムなど韓国のFPD製造装置・材料産業の勃興は著しいが,それら韓国FPD製造装置・材料メーカーの動向については,弊社発行特別調査レポート「2002 韓国FPDと製造装置・材料産業」に詳しい。
電子ペンのタブレットを開発販売するワコムは,液晶ディスプレイ上から直接電子ペンで入力できる液晶ペンタブレット「WACOM Cintiq C-1800SX」を発売する。 同製品は,SXGA(1280×1024ドット)対応1677万色フルカラー表示の18.1型TFT液晶ディスプレイを搭載,電磁誘導方式のコードレス&電池レスペンを採用し,筆圧機能および消しゴム機能もサポートしている。液晶パネルの入力端子はアナログとデジタル信号どちらにも対応するDVI-I,タブレットのインターフェースはUSBとシリアル(RS-232)を装備し,幅広いコンピュータ環境で使用できる。
同社は全世界で1万台の販売を見込んでおり,価格はオープン価格となっている。
Three-Five Systems,Wavien,ColorLink,Advanced Digital Optics(ADO)の4社は,マイクロディスプレイ技術をベースにした超小型ローコスト光学システム「Light
Engine」を発表した。4社は01年より共同開発を進めており,今回の新システムは設計をADO,照明システムを他3社が担当した。
販売はWaveinが行う。
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| ▲NECのPDA用半透過型TFT-LCDモジュール |
NEC(NECエレクトロンデバイス)は,PDAなどの携帯情報端末のカラー化に適した半透過型の対角8.9cm(3.5型)a-Si TFT-LCD「NL2432HC22-20」を開発し,02年6月からサンプル出荷を開始する。
同製品は,RGB各6ビット(64階調)の入力信号による26万色同時表示と,水平240×垂直320の画素数により,高画質・高精細な画像表示が可能となっている。反射動作モード時には反射率20%,コントラスト比30:1を,透過動作モード時には透過率4%,コントラスト比100:1を実現している。また,色調を最適に制御するガンマ回路と共通電極駆動回路(COM回路)を内蔵した独自の新設計低電力ドライバの採用により,25mWのパネル駆動電力を実現している。LED6個をバックライトの光源とし,3.5mmの薄さと30gの軽さを実現している。
同製品のサンプル価格は1万8000円/個で,量産規模は同年9月から月産5万台を予定している。
なお,同製品は,同年4月16日〜18日に東京ビックサイトで開催されるEDEX電子ディスプレイ展に出展する。