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Universal Display Corporation(UDC)は,米国エネルギー省(DOE)が行っているSmall Business Innovation Research (SBIR)のフェーズUプログラムにおいて,同省から75万ドルの支援金を受けたと発表した。同プログラムは「Novel High Performance Organic Emitting Device Lighting Sources」と題し,白色光源として利用可能な高発光効率有機ELの開発を行う。同社はプログラム期間中に,プリンストン大学および南カリフォルニア大学との共同により,高効率りん光有機EL「PHOLED」をベースにした6インチ角サイズの白色光源を開発し,デモンストレーションを行う予定である。
Luxell Technologies(カナダ)とHyundai LCDは,コントラスト比を高めた有機ELディスプレイを共同で開発し,03年12月3日から福岡国際会議場で開催される「第10回ディスプレイ国際ワークショップ(IDW)」にて展示すると発表した。
Hyundaiの低分子型有機EL技術とLuxellの光学インターフェース技術を融合させることにより,外光下においてもコントラスト比と視認性に優れた単色有機ELディスプレイを実現した。同ディスプレイは2.1インチサイズで,円偏光フィルタを使用した場合と同程度のコントラスト比を実現している。
セイコーエプソンは,ホームプロジェクタ用高温poly-Si TFT-LCDパネル(HTPS)としてD4テクノロジー採用品「0.7型720Pワイド」およびD3テクノロジー採用品「0.5型480Pワイド」の量産を開始した。
0.7型720Pワイドパネルは,有効画素数が1284×724,画素ピッチが12μm,画面サイズが0.7型,コントラストが500:1,開口率50%となっている。また,開口率向上による同一ランプでの輝度向上,同一解像度での液晶サイズの小型化,動画画質の向上を実現している。一方,0.5型480Pワイドパネルは,有効画素数が858×484,画素ピッチが14μm,画面サイズが0.5型,コントラストが400:1,開口率が40%となっている。
なお,HTPSの生産累計数量は,04年度中に2000万枚の達成が見込まれる。
凸版印刷は,米国にあるトッパン・オプティカル・プロダクツ・インク(米カリフォルニア州パウエー市)が03年5月より建設していたMDリアプロジェクションTV用のFCスクリーン専用工場「パウエー工場」が完成したと発表した。03年10月8日に行われた開所式終了後よりサンプル出荷を開始し,同年12月から本格生産に入る予定。これにより,同社はFCスクリーンの生産に関して同パウエー工場と埼玉県にある幸手工場の2拠点体制となる。新工場の敷地面積は10万2511m2,設備投資額は03年度が10億円,05年度が40億円を予定。また,生産規模は国内生産と合わせて04年度が月産20万台。売り上げ目標は03年度が20億円,国内と合計で80億円。
日本精機は,中国広東省東莞市に民生機器製品の製造・販売を行う新会社「東莞日精電子有限公司」を設立したと発表した。
新会社の資本金は333万米ドルで,出資比率は日本精機が70%,同社子会社のエヌエスエレクトロニクスが30%となっている。敷地面積は3万6000m2,建屋の延床面積は9000m2で,03年12月に工場の建設を完了する予定である。新工場では,実装基板とLCDモジュールの生産および製品の最終組立を行い,04年3月からプリンタ用操作パネルの量産を開始する。同社では,量産開始までに総額約5億円の投資を計画しており,04年度に10億円,06年度には60億円の売り上げを目指す。
<新会社概要>
会社名:東莞日精電子有限公司
所在地:広東省東莞市塘廈鎮科苑城工業区
設立:03年9月3日
資本金:333万米ドル(約4億円)
出資比率:日本精機70%,エヌエスエレクトロニクス30%
事業内容:民生機器製品の製造・販売
董事長:長束隆(日本精機代表取締役専務)
売上高:60億円(06年度計画)
従業員数:450名(06年度計画)
ルネサステクノロジは,携帯電話向けa-Si TFTカラーLCD用ワンチップTFT-LCDドライバ「HD66782」を欧州市場向けに発表した。
同製品は,132×132ピクセルの画素数および26万色の表示色数に対応している。また,STNカラー液晶パネルとほぼ同等の消費電力を実現し,26万色表示時のパネルを含む消費電力は約2mW,パーシャル表示時のパネルを含む消費電力は約0.8mWとなっている。さらにグラフィックス処理用LSIからRGB信号を直接受信できる高速動画インターフェースの搭載により,スムーズな動画表示を実現する。
COG(Chip On Glass)実装用金バンプ付きチップで提供され,03年11月から価格1600円にてサンプル出荷を予定している。
セイコーエプソンは,1.4型TFT-LCDパネルを搭載したビジネスプロジェクタ「EMP-9300」を発表した。
同製品は1.4型TFT-LCDパネルを搭載し,解像度SXGA+で輝度2500lm,コントラスト比1100:1を実現している。クーリングを最適化することで,ランプ寿命は7000時間を達成している。また,ズーム,フォーカス,レンズシフトなどフル電動調整機能の他,ネットワーク経由での遠隔監視・制御機能などを搭載している。同製品の標準価格は190万円で,03年10月8日より発売される。
Royal Philips Electronicsは,背面投影型TVアプリケーション向けに,単板式LCOSマイクロパネルディスプレイ「DD1080」を発表した。同製品は超ピクセルエレクトロニクスに基づいており,同社のカラースクロール技術と連携させることで,3色を1パネルに連続して投影することが可能である。対角1.15インチのパネルサイズで,解像度1920×1080,応答速度0.9msを実現している。同製品はすでにサンプル出荷されており,04年初めには量産が開始される予定である。
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| ▲2.2インチ有機ELディスプレイ |
豊田自動織機は,色再現性,輝度,寿命に優れた3色発光白色有機EL光源を開発した。
赤・緑・青の3色発光からなり,従来の橙・青緑の2色発光による白色有機EL・白色発光LEDに比べ色再現性が高い。今回開発したのは2.2インチ(対角55.9mm)で,正面輝度は2000cd/m2以上,輝度ムラを90%に抑制している。発光波長はR620nm,G530nm,B455nmで,厚さは0.5o。今後は,LCD用バックライトとして,携帯電話やデジタルカメラメーカーへの販売を目指すとしている。
また,同光源を応用したLCD用有機ELバックライトおよび有機ELディスプレイ(白色有機EL+カラーフィルタ方式)を試作した。2.2インチで,厚さが1.2mm,白色輝度が100cd/m2,解像度が120ppi,色階調は1677万色。
東芝松下ディスプレイテクノロジーは,画像を読み込んで再表示させるインプットディスプレイのカラー画像に成功した。SOGによって光センサを内蔵することで,イメージキャプチャを可能にしたインプット・ディスプレイをさらに進化させ,読込み方法や信号処理などのソフト面の開発とカラーバランスの最適化により原画像に近いカラー表示を実現した。今回発表されたのは,対角8.9cm(3.5型)のQVGA低温poly−Si TFT−LCDで,撮影時にRGBの液晶画素を順次読込み,それらの情報を独立に取得合成するという新たに内部処理ステップを導入し,回路技術や信号処理技術が全面的に改良されている。カラー化により,今後は外付けのスキャナが不要でカタログを読み込んだり,通販商品のバーコードを読み取って簡単に商品指定をするなどアプリケーションの拡大が期待される。
東芝松下ディスプレイテクノロジーは,産業用TFT-LCDとして,10.4型VGAの「LTD104C11S」,12.1型SVGAの「LTD104C11S」,12.1型XGAの「LTD121C30S」の3製品を発表した。
同製品群は,Pbフリーはんだを採用し,欧州RoHS指令に代表される将来の環境対応に配慮しているほか,ATMなどに求められる手前(下)からの見易さに対応し,表示画面を上下・左右反転できる機能も内蔵している。また,LTD104C11SおよびLTD121C30Sは,従来「0℃〜50℃」であった動作温度範囲を「-10℃〜65℃」へ大幅に拡大した。3製品とも03年9月より順次量産を開始する。サンプル価格は,LTD104C11Sが5万円,LTD104C11Sが6万円,LTD121C30Sが7万円となっている。
カシオ計算機はフィールドシーケンシャル方式を用いた高精細3D液晶を開発した。
2.4インチQVGAで,ドットピッチは0.051×0.153mm,表示色は26万色。今回の開発にあたり,同社は3D表示方式として,フィールドシーケンシャル方式とそれに同期させたバックライトシステムにより「左右画像の時間合成法」を開発した。同方法では,3D元画像を構成する左画像と右画像を超高速で交互に表示し,左画像を左目に,右画像を右目に同期させ,頭の中で立体の像を結ばせるというもの。従来からある視差バリヤ方式などによる左右画像の空間合成法では,3D表示は劣化した解像度による表示となっていたが,今回開発した左右画像の時間合成法は,フル解像度の左右画像を切り換え表示しているため,3D表示と2D表示のいずれも同じ高精細表示が可能となっている。
また,視点を左右に振っても視差バリヤ方式のような不自然な変化がなく,視点が3D可視範囲を越えた場合も,3D表示は2D表示に変化するため,視覚上の違和感がないとしている。
同製品は,03年10月7日より東京ビッグサイトで開催させるCEATEC JAPAN 2003においてカシオ電子デバイスのブースに展示される。
シャープは,モバイル機器向け超広視野角液晶モジュールを開発した。同社の「ASV液晶技術」と半透過型液晶「アドバンストTFT液晶技術」を融合させた,独自の液晶技術「モバイルASV液晶技術」を採用し,外光下において高い視認性を確保しつつ,広視野角,高コントラスト,高速応答を同時に実現している。 画面サイズが1.5/2.4/4/6.5型の4種類が開発されており,1.5〜4型まではCGシリコンTFT,6.5型はa-Si TFTを採用している。ドットフォーマットは,1.5型が560×240の13.4万画素,2.4型が240×RGB×320のQVGA,4型が480×RGB×640のVGA,6.5型が400×RGB×234のWQVGAとなっている。また,4品とも視野角は上下左右160度,コントラストは300:1,応答速度は25msである。 なお,4製品は03年12月より順次サンプル出荷を行い,04年春には本格量産を予定している。
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| ▲アドバンストTFTとASVをドッキングしたパネル |
シャープは同社独自の半透過型TFT-LCDのアドバンストTFTと同社独自の広視野角技術であるASV技術を融合した小型液晶パネルを開発した。
同パネルは,携帯タイプでありながら広視野角技術が得られる。開発品は,1.5型,2.4型,4型,6.5型(a-Si)の4種類。いずれも上下左右の視野角は160度で,コントラストは300:1。用途は携帯電話,PDA,デジタルスチルカメラ,ムービー,車載用など。
シャープの説明では,「今回の開発,ただ組み合わせただけに見えるが,アドバンストTFTは,透明電極と反射電極の高さ位置が異なっており,その上にVA系の液晶を挟むため,配向制御の設計が難しかった」としている。
オムロンは,携帯電話やPDAなどのLCD画面を低消費電力で明るく,クリアに表示できるフロントライト作成技術を発表した。
同技術により,従来品と比べコントラスト比は3倍の55:1に向上し,表示輝度は100cd/m2,消費電流は20mAを実現した。フロントライト上に200nmのナノプリズムアレーと3μmのマイクロプリズムアレーを融合させたハイブリッド集積技術であり,マイクロプリズムとナノプリズムの二種類のパターンを一体作成するものである。マイクロアレーによって,LED光を高効率に制御し,明るい照明を実現し,ナノプリズムアレーにより不必要な光の反射を防ぎ,クリアな画像を実現している。
シャープは,04年3月期の中間期(03年4月〜9月)業績予想について発表した。
連結業績については,液晶テレビやカメラ付き携帯電話などの特長商品が好調に推移したことに加え,TFT-LCDやICなどのデバイスも堅調な伸びを示している。これにより,売上高は前期比12.2%の1兆900億円となり,当期純利益は同17.9%増の270億円となる見込みとしている。また,単独予想においても好調を示し,売上高は同14.7%増の8700億円,当期純利益は19.7%増の260億円となるとした。
NECエレクトロニクスは,描画用ハードウェアであるグラフィックエンジンを内蔵した携帯電話向けTFT-LCDドライバを発表した。
ソースドライバ,ゲートドライバ,電源,表示用SRAMに加え,Bitboys社の高性能グラフィックエンジンという,携帯電話の画像処理に必要な機能をTFT-LCDコントローラドライバに内蔵し,完全1チップ化している。表示サイズは132×RGB×176,表示色は最大26万色。同製品のサンプル価格は1800円。量産開始時期は03年12月を予定しており,04年3月には月産約50万個の出荷を見込んでいる。
シャープは,液晶テレビ「AQUOS」シリーズとしてBS・110度CSデジタル放送および地上波デジタル放送に対応した22V型ワイド液晶テレビ「LC-22AD1/AD2」を発表した。同製品は,500:1のコントラスト,上下左右170度の広視野角を実現した独自のASV方式低反射型ブラックTFT-LCDを搭載している。また,動きの速い映像でも残像感を低減するQuick
Shoot(QS)技術や,デジタルゴーストリダクション回路などを採用している。さらに,独自の1ビットデジタルアンプおよび,独立スピーカーボックス方式2ウェイ4スピーカーシステムを搭載している。
価格はアンダースピーカータイプのLC-22AD1が32万円,サイドスピーカータイプのLC-22AD2が33万円となっている。LC-22AD1は03年10月17日から,LC-22AD2は同年11月20日より発売され,両製品とも当初の月産台数は5000台を予定している。
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| ▲アルバック取締役社長中村久三氏 |
アルバックは,03年6月期(6月30日付)の業績を発表した。
同社の03年6月期の売上は,1274億円で,前年度比1%の増だった。事業別では,ディスプレイ及び電子部品製造装置が581億円,半導体製造装置が181億円,コンポーネントが180億円だった。04年6月期は,00年並の受注残1300億円以上を抱えており,大幅な伸びとなりそうだ。ディスプレイ及び電子部品のうち約7割がTFTアレイ向け製造装置。残り3割がCF,PDP,OLED向けだという。
同社取締役社長・中村久三氏は,「独創的なものしかしない。何でもやる。集中と選択という手法は採らない」など,04年以降に向けて全方位で前向きな経営しかないこと強調した。
LG.Philips LCDは,10型以上の大型TFT-LCDの出荷枚数が月産200万枚を超したことを発表した。
今回の達成は,02年春に稼動を開始した「P4」と呼ばれる第5世代ラインと,03年3月に稼動を開始した「P5」と呼ばれる二つの第5世代生産ラインの早期立ち上げの成功が寄与している。第5世代の生産ラインを安定的に稼動させることにより,80%を超す歩留りを達成している。
また,同社は早急に三本目となる第5世代生産ラインの立ち上げを急ぎ,シェア1位の座を守るとしている。
三菱電機は,斜めから見ても二重像や凹凸反転のない高解像度立体表示が可能な「スキャンバックライト方式立体LCD」を開発した。
同LCDは,二つの光源を液晶の裏側に置く。見る人の左右の目に対応する一対の光源を交互に点滅させ,これと同期して,左右の目にそれぞれ対応する視差画像を従来比2倍の120MHzの速度で書き換えて高速液晶パネルに表示し,時分割視差画像方式により制御するというもの。また,新たに考案した両面プリズムシートの働きにより,正面から左右20度までの広い角度まで異状な表示の発生を抑制する。また,立体視が可能な領域を外れた角度からは,片方の目に対応した画像が見えることとなり,正常な平面画像として認識される。
同LCD技術は,30〜40mの距離から見る場合の小型表示装置に適しており,携帯電話などの小型携帯端末への搭載を目指すとしている。
Display Searchは,03年2Q(4-6月期)のデスクトップモニタ出荷台数を発表した。
出荷台数は,前年同期比5%増となる2800万台で,金額ベースでは同4%増の78億ドルとなった。LCDモニタ一体型PCの出荷台数は同年前期比44%増の1094万台を記録し,デスクトップモニタ総出荷のうち台数ベースで39%,金額ベースで60%のシェアを占めた。LCDの浸透率は,日本,欧州,北米市場で44%を超えているが,その他の地域では20%以下となっている。出荷台数の対前年同期比では北米と日本市場が10%以上ダウンしているが,その他の地域と欧州での成長がそれを補う形となった。メーカー別では,Dellがシェアを13.4%とし,13.1%のSamsungを追い抜きトップとなった。
シャープおよび島津製作所,新電元工業の3社は,直接変換方式フラットパネルディテクタ(FPD)を開発した。
FPDの上部に位置し,アモルファス-セレン(a-Se)を材料としたX線変換膜により,患者を透過したX線を直接電気信号に変換する。また,X線変換膜の下部に位置するa-Si
TFTアレイにより,電気信号を画素ごとに収集し,外部へと出力を行う。静止画像の撮影では,従来のフィルム撮影と比べX線量を2分の1〜3分の1に減少させても,フィルムと同等以上の画質を実現する。
検出領域は23×23cmの9型,画素数は1536×1536,画素ピッチは150μm,X線変換膜はa-Seで厚さが1000μmとなっている。 今後3社は,9型サイズに続き17型の直接変換方式FPDの実用化に図っていく予定である。
V Technologyは,国内の大手カラーフィルタメーカーより,第5世代ライン構築に向けたLCDのカラーフィルタ用欠陥修正装置の大口受注を受けたことを発表した。 受注先は明らかにされていないが,受注金額は約6億円であり,納入は04年3月期中を予定している。 なお,今回の受注によっての04年3月期業績予想の修正は行われていない。