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日立製作所は,動作電流110mAで100mWの光出力が可能な,波長755nmの半導体レーザの試作に成功した。現在,水や血液などでの吸収が少なく,生体に対する高い透過性を持つ波長700nm帯の光を用いた計測技術が,侵襲性の少ない生体用計測法として注目されている。特に755nmの波長は,700nm帯の波長の中でも,比較的ヘモグロビン(還元ヘモグロビン)に吸収されやすい性質であることから,今回開発した半導体レーザ技術を用いることで,血液中の還元ヘモグロビンを基に,血液中の酸素濃度や血液の流れなどを,高測定精度で計測できる,省電力でかつ小型の装置を開発することが可能となる。同社は,これまで705nmと730nmの高出力半導体レーザの開発に成功しており,今回の開発によって,生体用計測に適した700nm帯の幅広い波長領域への半導体レーザの適用が,今まで以上に期待できると考えている。