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特別調査レポート

半導体製造装置・材料業界

世界の半導体メーカー展望
予想外の高成長で推移

半導体製造装置の07年世界市場は,前年の高成長から比較すると成長は鈍化したものの,前年比7.6%増の431億1240万ドルと堅調に推移した。特に市場を牽引したのが台湾で,北米,欧州のマイナス分を大きくカバーする形となった。なお,日本市場についても,エルピーダメモリなどにおけるメモリ投資が継続され,同9.7%増と2桁に近い成長を見せ,比較的活況を呈した。
なお,08年の世界市場は,同6.8%減の401億1943万ドルとマイナス成長が予測される。従来のシリコンサイクルであれば,オリンピックイヤーは大幅な高成長となるが,アプリケーションの多様化や,各社が独自の戦略を打ち出したことで,シリコンサイクルも変化したと推測される。

1. 地域別の動向

07年の市場を地域別に見てみると,日本市場が同9.7%増の89億9800万ドル,韓国市場が同5.7%増の74億ドル,欧州市場が同7.1%減の32億ドル,北米市場が同5.4%減の69億7000万ドル,台湾市場が同31.1%増の96億ドルとなり,北米と欧州を除く,すべての地域でプラス成長を記録した。
北米市場では,投資の大半を占めるIntelにおいて,投資がある程度一巡したことがマイナス要因となった。また,欧州市場では,STMicroelectronicsなどが,資産軽減策を打ち出し,設備投資を抑制したことが,影響したものと推測される。
一方,各地域の世界市場における構成比率を見てみると,日本市場が前年から0.3ポイントアップの20.8%となった。またその他の地域では,北米市場が同2.2ポイントダウンの16.2%,欧州市場が同1.2ポイントダウンの7.4%,韓国市場が同0.3ポイントダウンの17.2%,そして台湾市場が同4ポイントアップの22.3%となった。

2. 装置別動向

一方,07年の市場を装置別に見てみると,熱処理・イオン注入装置が同11.3%増の28億450万ドル,成膜装置が同8.2%増の91億390万ドル,CMP装置が同9.0%増の16億9160万ドル,リソグラフィ装置が同9.0%増の104億2100万ドル,洗浄装置が同15.3%増の25億3820万ドル,エッチング装置が同13.2%増の52億4200万ドル,テスタ関連が同4.1%減の66億9550万ドル,組立装置が同9.6%増の21億8860万ドルとなった。

08年はマイナス成長に

先述の通り,従来のシリコンサイクルを考えると,オリンピックイヤーには設備投資が活況を呈し,その後,ダウンターンに入り,またオリンピックイヤーに向けて活況を呈していくという流れであった。しかしながら,04年以降,メモリメーカーがシェア拡大に向けて,設備投資を継続,また,システムLSIやロジックデバイスメーカーも,各社が独自の戦略で投資を行い,横並びから脱却したことが,今回の新サイクルにつながったものと思われる。

07年の売り上げランキング

07年の半導体製造装置メーカーの売り上げランキングトップは,Applied Materials(前年比6.2%増の97億3500万ドル)で昨年に引続きトップを維持している。以下,2位が東京エレクトロン(同12.3%増の62億7800万ドル),3位がASML(同5.9%増の47億6100万ドル),4位がニコン(同9.4%増の27億8200万ドル),5位がKLA-Tencor(同32.0%増の27億3200万ドル)となっている。
また,トップ10の顔ぶれをみても,多少の順位の入れ替えはあるものの,大きな変動のない業績推移となった。

プレスジャーナルでは,特別調査レポート「SPECIAL SURVEY 43 2008半導体製造装置・材料業界」を発行しております。世界の主要半導体製造装置・材料メーカーを対象にアンケート調査および取材調査を行い,その結果を分析し市場の現状と将来を展望した,業界屈指の調査レポートです。くわしくはこちらから

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