|
|
|
06年,世界の主要カーエレクトロニクス(ECU)の生産台数は前年比9.7%増の2億8641万台となった。セグメント別に見ると,エンジンコントロールシステム(ガソリン)およびエンジンコントロールシステム(ディーゼル)を含むエンジン制御系が同4.2%増の6924万3000台,電子制御AT・CVT,電子制御4WD・4WSを含むパワートレイン系が同8.7%増の3019万9000台,電子制御サスペンション,電動パワーステアリング,ABS,ESC(横滑り防止装置)などを含むシャーシ系が同10%増の7873万台,エアバッグ用ECU,オートエアコン用ECU,空気圧警報システムなどを含む安全・快適制御系が同13.4%増の7973万1000台,ディスプレイ,カーナビゲーションなどを含むインフォテインメント・ITS系が同14.4%増の2850万7000台となった。安全・快適制御系とインフォテインメント・ITS系の伸び率が高く,全体を牽引する形となった。
図1 主要カーエレクトロニクスの生産台数推移(06年までは実績,07年以降は予測)
1. エンジン制御系
06年のガソリン車用エンジンコントロールシステムの生産台数は,前年比3.6%増の5259万6000台となった。一方のディーゼル車用エンジンコントロールシステムの生産台数は,同6%増の1664万7000台と好調に推移した。エンジン制御系のECUトータルでは,同4.2%増の6924万3000台となった。
2. パワートレイン系
電子制御AT・CVTの生産台数は,同9.9%増の2556万9000台となった。一方の電子制御4WD・4WSは同2.7%増の463万台となった。パワートレイン系のECUトータルでは,同8.7%増の3019万9000台となり,好調に推移した。
3. シャーシ系
SUSS シャーシ系には,電子制御サスペンション,電動パワーステアリング,ABS,ESCが含まれる。電子制御サスペンションの06年の世界市場は,同3.1%増の134万台,電動パワーステアリングが同13.3%増の1955万台,ABSが同7.1%増の4695万台,ESCが同18.4%増の1089万台となった。シャーシ系トータルでは,同10%増の7873万台となった。
4. 安全・快適制御系
安全・快適制御系には,エアバッグ用ECU,オートエアコン用ECU,クルーズコントロールシステム,コーナー&バックソナー,AFS(Adaptive Front Lighting System),キーレスエントリー,ドライビングポジションメモリシステム,タイヤ空気圧警報システム,車載用カメラ,ナイトビジョンが含まれる。エアバッグ用ECUの生産台数は,同10.2%増の3990万台,オートエアコン用ECUが同6.3%増の1190万台,クルーズコントロールシステムが同6.3%増の670万台,コーナー&バックソナーが同2.4%増の46万2000台,AFSが同28.6%の90万台,キーレスエントリーが同11%増の888万台,ドライビングポジションメモリシステムが同15.2%増の59万1000台,タイヤ空気圧警報システムが同62.4%増の828万3000台,車載用カメラが同15.4%増の210万台,ナイトビジョンが同36.4%増の1万5000台となった。トータルでは同,13.4%増の7973万1000台となった。
5. インフォテインメント・ITS関連
インフォテインメント・ITS関連には,ディスプレイ,カーナビゲーション,ETC,ワンセグモジュール,ドライブレコーダが含まれている。ディスプレイが同13.5%増の1486万4000台,カーナビが同7.9%増の741万9000台,ETCが同24.5%増の610万台,ワンセグモジュールが同3200%増の3万2000台,ドライブレコーダが同124.4%増の9万2000台となった。トータルで同14.4%増の2850万7000台となった。
今後の主要カーエレクトロニクス(ECU)の生産台数は,エンジン制御系,パワートレイン系は微増となるものの,安全・快適制御系やインフォテインメント系が牽引し,市場はさらに拡大すると予側する。07年が同9.9%増の3億1471万4000台,08年が同10.5%増の3億4790万台,09年が同9.6%増の3億8128万6000台,10年には同8.5%増の4億1350万8000台に達すると予側する。今後大きく伸長するカーエレクトロニクスとしては,ESC,AFS,ナイトビジョン,ディスプレイ,ワンセグモジュールなどが挙げられる。