太陽電池メーカー動向と製造装置・部材産業
太陽電池需要
日本市場
緩やかな成長と予測
日本の05年の太陽電池新規導入量は,前年比6.4%増の289.9MWであった。太陽電池の生産量トップを走る日本であるが,累計導入量では05年にドイツに抜かれ,新規導入量についても,今後は年平均6%程度の緩やかな成長を続けるに留まると予測する。
コスト・効率要視の市場
日本では,電力供給網の整備された都市部での導入が多いため,系統連係への接続の比重が高い。また,住宅・公共産業用途でニーズが高い。屋根面積が比較的小さい日本国内の住宅用太陽電池では,小型でコスト競争力が求められる多結晶Si太陽電池が主流となっている。
最近では,オール電化対応の新築・リフォーム住宅において,太陽光発電システムの併用設置が伸びているものの,少子高齢化の影響を受け,新築一戸建ての着工数に大幅な伸びは見込めないことや,住宅用補助金の打ち切り,Si原料の供給不足などから,太陽光発電システムの値上がりなどの影響もあり,住宅への太陽光発電システムの導入は,減速傾向に転じると思われる。
一方,公共・産業分野では,システムの設置規模が大きいものの,業務用の電気料金が非常に安いことから,インセンティブや規制がなければ導入量の急激な伸びは期待できないと考えられる。

図1 日本市場の太陽電池新規導入規模の推移
出所)IEA-PVPSを元にしたプレスジャーナル予測値
| この記事は特別調査レポート「2007 太陽電池メーカー動向と製造装置・部材産業」より抜粋しております。急成長する太陽電池について,その需要拡大の背景から,単結晶SiやCIS系などの技術動向を詳述,セル・Si材料の市場を徹底予測しています。くわしくはこちらから |
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